記事を読むのに必要な時間:5-7分

比重が大きく、軽量のルアーを扱ったり、風・潮からの影響を受けやすい釣りに重宝される高比重ライン。
「なんとなくメリットはわかるけど具体的な使い所がわからない」、「興味はあるけど使ったことがない」、そんな人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、高比重ラインのどこが良いのか、どんなシチュエーションで使うのか、どのメーカーのラインがおすすめなのかなどを丁寧に解説します!
高比重ラインのメリットとデメリット
実際にどんな状況で使うと効果的なのか
おすすめの高比重ライン5選
筆者紹介:小学生でルアーフィッシングを始め、自然と触れ合う釣りが大好きに。旧帝大でプロダクトデザインを専攻し、ものづくり系のメーカー勤務。新しいこと始めるのが好き。
ラインは、魚と自分自身を繋いでくれる唯一の釣具です。ルアーはすぐに変えられますが、ラインは急には変えられないですよね。
ラインについて理解を深め、しっかりとセレクトすることはルアー選びと同様に釣果に直結します。
高比重ラインは、特定の釣りにおいて非常に効果的な釣具ですので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
高比重ラインのメリット・デメリット
高比重ラインの気になるメリットは?

早速、高比重ラインのメリットについてチェックしてみましょう。文字通り通常のラインよりも比重が大きいことで、例えば以下のメリットが生まれます。
- ルアーが強風下でも扱いやすい・・・①
- 表層の流れに強く、潮の影響を受けにくい・・・②
- アタリが取りやすくなる・・・③
それぞれ詳しくみていきましょう。
①ルアーが強風下でも扱いやすい
高比重PEはキャスト後に通常のPEラインよりも早くラインが着水するため、余分な糸ふけが出にくいです。
風にラインを持っていかれないため、軽量のルアー(マイクロスプーンや1gアンダーのジグヘッドなど)を自分の思ったコースに入れやすくなります。
管釣りでもライトゲームでも、沈んでいるストラクチャーや岩などにタイトに通した方が反応が良いですよね。風の影響を受けやすいルアーでもしっかりとコースを決めやすくなるのは大きなメリットだと言えます。

②表層の流れに強く、潮の影響を受けにくい
通常のPEだと手前のラインが水面に浮かんでしまうため、表層の流れや風でラインが流されてしまうことがよくありますよね。
高比重ラインは手前からしっかりと水の中に馴染んでくれるので、風や潮にラインが持っていかれにくく、ルアーの操作性が向上します。
ライトゲームや管釣りだけでなく、風や潮の影響が気になりがちなエギングなどにも同じことが言えます。
③アタリが取りやすくなる
上の項目と被るところがありますが、手前のラインからしっかりと沈んでくれるので、竿先からルアーまでのラインが一直線になりやすいです。
ラインはなるべく直線に保ってあげることで感度が向上します。つまり高比重ラインはアタリが取りやすいんですね。
高比重PEのすばらしさがだんだんとわかってきたのではないでしょうか??
文字でメリットを言われただけでは使い所がピンとこないかもしれませんが、次の項目で具体的にどんなシチュエーションで強いのかを解説するので、安心してくださいね。
高比重ラインのデメリットは?
- 通常のPEラインと比べて、強度が若干劣る・・・①
- トップ・表層で使うプラグが扱いづらい・・・②
①通常のPEラインと比べて、強度が若干劣る
フロロやナイロンと比べると十分強いラインであることには変わりはありませんが、高比重PEは総じて、通常のPEラインに比べて強度が落ちます。
例えば1号のラインを考えてみましょう。
高比重PEラインは芯材として高比重な別の繊維(この繊維の強度がPEに劣る)を使い、その周りにPEラインを編み込んで合計の太さが1号になるように製造します。
通常のPEラインは文字通りPEだけで1号分の太さになるように編み込めます。この差が単純に強度の差として現れるんですね。
また私は気にならない程度なのですが、高比重になった分若干飛距離も落ちます。
風の強さやラインの太さ、ルアーの重さなどにもよりますが、ラインごとルアーが風に持っていかれないので、ルアーをしっかり魚に見せられる範囲はあまり変わらないと思いますね。
強度は若干劣りますが、同じく沈む素材のフロロ単体よりも癖がつきにくく、ラインに色がついている分視認性が良い、伸びにくいため感度も良いしフッキングも決まりやすいなど、採用するメリットの方が断然大きく感じますね。
②トップ・表層で使うプラグが扱いづらい
トップで使うプラグが扱いづらく感じる場合もあります。

今まで通常のPEラインにフロロやナイロンをリーダーで組んでいた場合、手前のPEラインが浮いている分、よりトップ・表層に近いところを引いてくることができていたと思います。
しかし、高比重PEにリーダーを組んで使用すると、手前のラインが沈む分レンジが皮一枚入ることが実感できます。
これは正直良し悪しで、表層を引きにくくなったと感じる人もいるでしょうし、手前のラインが浮いてない分風の影響を受けにくく、レンジは下がるがコースを決めやすくなると感じる人もいると思います。
こちらもデメリットらしいデメリットとは言えず、使い所によってはメリットにも感じられますね。
どんな状況で使うと効果的なのか
メリットとデメリットが理解できましたね。
実際にちょっと使ってみたいなあと感じた方もいるのではないでしょうか。
この項目では、例えばどんな釣りで使うとより効果的なのかを解説します。具体的に使える状況を理解することで、自分の釣りに取り入れるべきかがもっと明確になると思います。
例1)軽量ジグヘッドを扱うライトゲーム全般

まず一番わかりやすいのは、軽量のジグヘッドの使用頻度が高いライトゲームでしょう。
例えば0.4gのジグヘッドにリブなしのワームを使っているとキャストして水面にルアーが落ちた瞬間から、風でラインが引っ張られて、リールを巻いてもいないのにルアーが水面を滑ってしまうことがありますよね。
軽いジグヘッドを沈めてふわふわ誘うことは、重たいジグヘッドを沈めてアプローチするよりも食わせ能力が高いことは明らかです。
風や表層の流れが強い状況でも軽いジグヘッドを水の中に馴染ませることができる点で、高比重PEは効果的だと言えますね。
管釣りで軽くて小さなスプーンを使いたい時も同じことが言えますね。
ラインにまで気を遣って釣りができる人は、遣えない人よりも多くの魚と触れ合えると思います。
本当はフェザリングやラインメンディングなどに慣れていない初心者の方こそ、取り入れるべき釣具かもしれませんね。
例2)ボトム・バイト感度が重要な釣り

管釣りのバイブボトムデジ巻き、水深のあるポイントや遠投すべきポイントでのジグ単などボトム感度・バイト感度が重要な釣りでも効果的です。
手前のラインが水面に浮かばず、しっかりと沈んでくれるので、ラインが一直線になりやすくボトムや水深の深い・遠い場所でのバイトが明確になります。
管釣りでベイトタックルでバイブのボトムのデジ巻きをするメソッドがありますが、こういった釣りには特に効果的ですね。ボトムも感じやすいし、ラインが緩んだタイミングでのバイトもしっかりと感じられます。
水深の深い場所で普通のPEを使っていると、手前のラインは水面に浮いて、途中から水の中にラインが入っていく感じになりますよね。
このようにラインが曲がった状況でのバイトは普通はボケてしまうのですが、高比重ラインならしっかりとアタリを取ることができますね。
バイトを感じやすいだけでなく、ラインが一直線になっている分フッキングも決まりやすいです。
同じ考え方で、ボトム感度の大事なチニングや、軽いエギを風や潮に邪魔されずに沈めたいエギングにも効果的ですね。
おすすめ高比重ライン5選
高比重ラインの効果的な釣りが、自分がやっている釣りと被っているなあと感じた人もいるのではないでしょうか。
私がお伝えした状況以外にも高比重ラインが役に立つ状況・ポイントはまだまだあります。
「興味があるな」というあなたのために、おすすめの高比重ラインを5つに絞ったので、よかったらチェックしてみてください!
ティクト ライム
ラインのカラーを重要視している方におすすめ。(筆者はコレ使ってます!!)
参考価格2750 150m
一つ目はティクトのライム。0.4号で5.5lb、比重1.3の高比重PEラインです。
製品名の通りライムグリーンのラインで、実際に私が今メインで使っている高比重PEラインになります。
夜でもラインの色がとっても見やすいので、ルアーのコントロールがしやすかったり、ラインでアタリを取りやすい点がおすすめです。
価格は若干高いですが実店舗で買うよりは安いですし、表記されている強度より切れにくい気がしていて、製品の質的にもイチオシですね。
シマノ:ピットブルG5
実店舗でも安く買える高比重ラインが気になる方におすすめ。
参考価格:1630
2つ目はシマノのピットブルです。0.6号で10.6lb、比重1.3のPEラインです。
格安でちゃんと沈むPEとして定評があります。amazonだと何故か値引きがあまりされていなくてそこまでお得感はないですが、実店舗で比重1.3程度のPEラインを買おうとするとこれが一番手に取りやすい価格の製品だと思います。
シマノのラインは大抵の釣具屋さんに置いてありますし、遠征先でラインが無くなっても、実店舗で同じものが安く買えるのがいいところですね。一番細くても0.6号までなのがちょっと勿体無いところです。
知り合いのプロでバスのパワーフィネスで使ったり、渓流でのミノーイングに使っている人もいて、値段の割に良い!と言っていました。安くてもさすがシマノ、安心ですね。
シマノ セフィアG5
コスパ重視の方におすすめ(定価と実売価格の差で考えるとこれが最強だと思います)
参考価格1740
3つめは同じくシマノのセフィアG5です。0.5号で8.4lb、比重は1.43とかなり高比重なラインです。
同じシマノのピットブルよりも定価が1000円くらい高いのに、Amazonだと1700円台でピットブルと同じくらいの値段で買うことができるので正直お買い得ですね。
実際はエギング用のラインで強度も比重も優れているので、ライトゲームからエリアトラウトだけでなく、エギングもしたいなっていう幅広い釣りをされる方には特におすすめです。
ダイワの高比重PEラインは0.6号までしかないんですが、シマノのセフィアG5は0.5号もあるのがかゆいところに手が届く感じがしていいですね。
リンク先から0.6号以上も選べます。
デュエル アーマードF
とにかく安く、手軽に試してみたい方におすすめ
参考価格1080
デュエルのアーマードFです。0.3号で5l b、比重1のPEです。
そこまで高比重ではないのですが、普通のPEよりは比重が大きく手に取りやすい価格です。普通のPEと高比重PEの間な感じでマイルドに使えるので、お試しでこれを使ってみるのもアリだと思います。
オレンジとピンクのカラーラインナップがあって、ただでさえ安いのに0.3号のピンクはオレンジより何故か200円くらい安いのでピンクがおすすめです笑
リンク先から0.2号と0.4号も選ぶことができますよ。
よつあみ オードラゴン
スペック重視の方はコレ(筆者が次に買おうとしてチェックしているラインです!)
参考価格1760
よつあみのオードラゴンです。0.4号で7.5l b、比重1.4のラインです。
実はまだ使ったことないのですが、今使っているライムが無くなったら買おうとしている高比重PEラインです。
基本的には高比重にすればするほど強度が落ちるものなのですが、しっかり高比重(1.4)なのに0.4号で7.5lbと強度が素晴らしいところが魅力です。
普段使っている普通のPEはよつあみの8本撚りを使ってるので、よつあみというメーカーに信頼もありますし、次買うときにはこれを試したいと思っているラインです。
リンク先から0.6号以上も選べるようになっています。
まとめ
今回は高比重ラインのメリット・デメリット、効果的な状況、おすすめライン5選について解説しました。
釣具屋さんで買おうとすると、そこにある在庫の中からしか選べません。メーカーも、価格帯もその釣具屋さんの中でしか比較・選択ができないんですね。
一方、通販は自分の気になるラインをより多くの選択肢から選ぶことができます。実店舗より人件費がかからないので比較的安いのも大きなメリットですね。
通販で初めて高比重ラインを選ぼうとすると、たくさん選択肢がありすぎて迷ってしまうかと思います。実際あまり評判の良くないハズレ製品があるのも事実です。
今回紹介したラインは通販で買えるたくさんのラインの中から、自信を持って厳選したものですので、この中から選んでいただければ失敗はないと思います!
自分の釣りや予算と相談して、自分に合ったラインを買うことができるのを願っています!では!


